Ta-152H-1 =PLATZ+WCC
いよいよP144の参加者募集も10/31日一杯で締め切りとなりまして・・・
今回はディーラーさんの新規参加が増えたお陰で、卓数も上限に近い盛況ぶりとなっております。(冬WF中止の影響かも?)
1/144好きのモデラー&コレクターの皆様、当日は是非秋葉へ遊びにいらしてくださいねぇ〜(^^)
会場はいつもの
東京都産業労働局 秋葉原庁舎1F
秋葉原駅から徒歩2分
11/16(日)開催で〜す。
で、まだ2週間”も”時間があると言う事でもう1個作品上げる事にしました。
数年前からヤルヤル言ってて全然進んでなかったTa-152です。
WCCのラインナップで発売された時はそれなりに嬉しかったのですが、ソコは好きな機体故に色々気になる部分もありまして・・・
ちょうどフォッケのD-9も世傑やWCCやプラッツから立て続けに出てた頃でもあり、別の機種に気が行ってしまった部分もありますね。
思い起こせば、ほんの数年前のコトなのに怒濤の食玩ラッシュでしたねぇ・・・
で、今回の芯となるWCCのTa-152、パッと見スマートでそれなりにカコイイんですが、何か線が細いと言うか武骨感がイマイチな印象・・・
取りあえず144に変倍した阿部氏の図面を元に検討した所、寸法的には大きなズレも無く、外形的には図面通りになっている様子。
カウリングからキャノピーにかけて、機首上部の断面形が気になる程度なので、さっさと塗装落として始めるかとクレオスのシンナーでゴシゴシやってたら胴体が4分割位にバラバラに砕けまして (j_j)
この頃のWCCは接着じゃ無く、はめ込み式の様ですが、応力が掛かった部分はシンナーに浸けると亀裂が入って割れちゃう模様。
そう言えば前にスピットの塗装落とした時もバラバラになったけか(笑)
しばし考えた結果、一番モールドの綺麗なプラッツの胴体伸ばしにトライすることにしました。
さっさと切り刻んだのがこの状態↓
なんつぅか、以前EduardのA型を伸ばしてD-9作った時の事を思い出したり(^^)
良い時代になったモンだす。
ま〜切ってみると思ったよりも各所のズレは無く、足りない部分をプラ版で埋めればさほど苦労せずに流用出来る模様。
WCCのはやや腰が細めな感じですが、プラッツを使う事により延長プラグ部分の不連続なラインもきっちり出て良い感じ・・・
胴体の主翼フィレット付け根にある細長い補強版は152では無いそうですが、埋めて整形するのが大変そうなのでスルーの予定(^^)
プロペラも手持ちの152キットで比べてみると・・・
左の黒いのがWCC、真ん中がプラッツのD-13用、右がトキホビーのメタルキットの奴です。
トキホビーの152は機首の形や全体の雰囲気は良好でスジ彫りも細く、凄く好きなキットなんですが、メタル素材はやっぱり大変だし、ペラも形はともかく直径が足りないので今回出番は無い模様。
WCCのペラは凄く捻りが効いてるけど、プロペラの捻りじゃない感じで、あまり美しくありません・・・ブレードの形も丸っこくて締まりが無いです。
プラッツのD-13用ペラは、最初見た時は全然ダメな感じでしたが、ちょっと裏側を削り込んで外形も少し整えれば一番近い雰囲気になるかと思い直し、今回はこれを使う事に・・・
フォッケの頂部が膨らんだタイプのキャノピーは鬼門?と言うかなかなかコレだ!てのが無く、いつも悩む部分・・・
プラッツのは残念ながらプラの肉厚でレンズ状になっており、WCCのD-9や152のキャノピーは内側に胴体固定用のツメがあり、やはりその部分が歪んで見える。
D-9用なら今まで一番気に入ってたのは世傑のD-9のキャノピーなんですが、世傑のD-9は当時オクでもプレミアが付いてたのでストックも余り無いし、開状態にしたい事もありアクリルで絞る事にしました。
(余談ですがプラッツのD-9に世傑D-9のキャノピーとスピナ&ペラを持ってくるとスゲぇカコイイD-9が簡単に出来ますヨ・・・)
絞り用の型は面度臭いのでWCCのパーツを原型にして取りあえずPET材で絞り、そのPETの型にポリパテを充填して硬化後に取り外し、削り込んでアクリル絞り用の原型としました。
アクリル板は熱加工時の温度が高く、いつものパテで裏打ちしたプラパーツじゃ保たない気がしたのでこの様な2度手間に・・・
今回使用した透明アクリルは0.3mm厚の物。
以前サンプル用に業者に頼んでタダでもらったまま死蔵してた物ですが、A-2サイズで3000円弱?・・・買うと結構高いです。
0.5mmや0.8mm厚もあるけど144にはちょっと厚過ぎる感じです。
んで、早速絞ってみた所、なんと一発で成功したんすよね〜コレが(笑)
モノが小さいからローソクで炙ってますが、熱しても縮まないから成功率は高いと思ってたけど、まさかこれほど簡単とは思いませんでした。
塩ビやPETみたいに伸びは良く無いですが、加熱中に溶けて穴が開いたり、絞った時に部分的に伸びすぎてフニャフニャになる事も無いですし、万一の時はヤスって整形したり透明度を回復出来るのが一番の利点です。
ただ、アクリルの性質上とても割れやすいので、切り出しの時にはかなり神経を使います。
で、次・・・
昔から私の中では、Ta-152と言えば常にコンパスプラットフォームとセットになってるのですが、今回当然ソレも作ります。
プラットホームにお尻を載っけて機軸が水平になった凛々しいお姿は、それが何の為の物であるか解らないまでも、しっかり目に焼き付いて擦り込まれてしまってるのですね(^^)
以前詳しい方から色々教えて頂き、その時に描き掛けた図面データをバックアップから探し出してスクラッチ開始。
ま〜、この手の工作は最近良くやってるので慣れたモンですワ(笑)
サークルカッターでベースの円と方角?表示用の縁取り部分を切り出し。
ちなみにCompass Platformてのはドイツ語だと表題の通り“Kompensierscheibe”らしいです。
ググるとこんな遺跡のサイトが引っかかります(^^)
今回のとはタイプが違いますが間違いなくソレの遺跡の様です・・・
昔のルフトワッフェ基地の地図なんかを良く見ると、片隅にKompensierscheibe がポツンと存在していて面白いです。
あちこち整形して乗っけてみたの図・・・
WCCの主翼端はちょっとテーパーがキツめな上に角が丸まっててイマいちひ弱な印象なので、切断後にプラ版を貼って整形します。
D-9用もそうですが、プラッツD-13用のスピナはちょっとダンゴ過ぎなので気持ち削ってシャープな感じにしてやりました。
なんで膨らんでるのか解らないガンカバー部はD-9用のカバーパーツの上面をフラットになるまで削ってやるとかなり近い雰囲気になります。
側面も少し削る要ありですね・・・
ラジエターカウルはホントは直径が増してるのだけど、バレ無い筈なのでプラッツまま。カウルフラップは切り落とし、昔作った開状態の自作エッチングに交換の予定。
心配だった胴体と主翼下面の接合部も思ったより整形の手間がかからなそうでホッとしてます。
さて、コンパスプラットフォームと言えば回らなきゃイカンだろ!
てのはディオアラマ派としては当たり前のコトと思いますので、回転メカを組み込みます。
いっぱい持ってるウェーブのターンテーブルをなるべくベース枠との違和感が出ない様、薄く切り詰めて使う事にしました。
製品のままだと結構な厚みがあるのですが、軸部分をカットすれば10mm強の厚みになります。
だけど、やってみて気が付きましたが、精度出すのがモロ大変です・・・(j_j)
回転部と周囲の隙間は極力少なくしたい所ですが、中心がずれた場合は円周部のクリアランスは倍以上の幅が必要になりますから・・・
0.5mmずれたら1mm以上の隙間を開けないと引っかかる訳ですヨ・・・しかも芯ズレしてると非常にみっともないですしねぇ。
週末はこれの解決法を探す事としましょうか・・・ヤレヤレ (笑)
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