ズルズルと塗り地獄
Cherry-Picker 一応塗り終わりますた。
っつうか、もうイーカゲン飽きたのでヤメです(笑)
単色塗装でこんなちっこいモノ塗るのに1日半・・・軽くノイローゼでした。
書いてもあまり参考になるとは思えないのが辛いトコロですが、上手く行かない方法は一通り試したので一応ダメテクの参考に・・・
どなたか裏技の伝授お願い致します。
1、まず透け止めとしてダークグレイを薄めに溶いて全体に吹き付け。
塗料がタレてもムラになっても気にしない。ひたすら光りにかざして透けない様に吹く。
2、ま〜白が少し入ってるから隠蔽出来るだろうと、RLMイエローを上塗りのつもりで徐々に塗り重ね。
3、入り組んだ所から仕上げて最後に広い面を塗るのがセオリーだって?勿論そうに決まってる・・・で、奥の方を狙って吹いてると手前側には塗料が溜まってどんどんタレる。まぁ手前の方は塗り易いから、あとでペーパーで研いで塗り直せば良いか。
4、ペーパーで研ぐ >プラの白地露出 >グレイ吹く >当然奥側にもグレーがかかる >黄色吹く >グレイと黄色の境界が透けて見苦しい >乾かしながら少し塗膜厚めに吹く >手前側タレる >4の最初から好きなだけ繰り返す・・・
5、・・・と言う訳で、クレオス1ビンを使い切るかと言う所で出来た事にしました。トラス構造は表面積が見た目より多いのに隙間も多いから塗料が無駄になり非効率極まりないですな。
途中面相筆で塗ってみて、穂先が奥まで届かないのでイライラして突ついたらトラス破損とか、隠蔽力が強いと言われるガイアの燈黄色吹いたら、モロ工事現場風の色になり、なんとなく身近すぎてヤなので止めたりとドタバタも有りつつ・・・最終的にムラになってるのは、そりゃ退色表現だよチミ。と言う事に(^^)
今考えれば下塗りは白でやっとけば問題無かったのでしょうな、恐らくは。
錘りを入れたのでブーム伸ばしてもコケないっしょ?
ブーム可動の為に油圧シリンダーを倒して収納するワザは、イマイ/サンダーバード2号の脚方式と命名。懐かしいスね。
タイヤもアウトリガーもいくつか微妙に接地してないのは見逃していただくとして。この辺が手づくりの深い(不快?)味わいです。
気を取り直してチャッチャとメインの工作へ・・・
下がレジンの湯口を切り落としたレッドストーンのパーツ郡。
上にある4枚のフィンはナイフで両面から切り込みを入れ、注意深く切り離したもの。薄物なのに切断線が一直線じゃないので気を使う。
右下が緊急脱出用ロケット部。頭のピトー管?は洋白線の頭に瞬着を盛って削り出し。真ん中に3つ見えるのは脱出ロケットのノズルだが、イモ付けではいかにも心許ないので0.3mm真鍮線を埋め込む。ノズル側もエッジに注意して1.5mmドリルで少し掘る。
中央下に見えるエッチングが脱出ロケットを固定するトラス。
コレがまたイモ付けなんだけど、トラスは赤、マーキュリーカプセル側は黒と色が違うので塗ったあと接着が必要になる。塗膜の上に瞬接じゃいかにも壊れて下さいの作りなので補強をどうするか悩み中・・・真鍮線仕込むしか無さそうだけど細か過ぎて鬱。
胴体に付く手摺もエッチングで用意されているが、もちろんイモ付けな上にこちらも白黒の塗り分け部にまたがるので、なかなか厄介なカンジ。
ページが余ったので(笑)余談ですが、ロケット関係のレジンメーカーの印象など・・・
1/144スケールのロケットを意欲的に発売しているのは、このNew Ware(チェコ)とReal Space Models(フロリダ/米)の2社が代表かと思います。
New Wareからはマーキュリーアトラスも出てまして、私も当然の様にストックしてるのですが、なにげに見比べてみたらちゃんとマーキュリーカプセルの改善箇所が再現されているのに驚きました。
シェパードによるレッドストーンの弾道飛行時、パイロットが要求した脱出ハッチやペリスコープ等は間に合わず未装備でしたが、グレン/アトラスの地球周回飛行時はこれらが装備されていて、両キットでちゃんとこの辺が作り分けられています。
インストも英文ですが、短いながらも的確な解説や組み立て指示があり、かなりのスキモノが開発していると見えます。
ラインナップは弾道ミサイルのバリエーションがとても豊富ですが、日本のN-I、N-IIやL-4S等もキット化されていて、値段も安くは無いですがいずれもかなり奇麗な成形で高品質です。
一方 Real Space Models の方は民間用ロケットが豊富でICBM関係はほとんどありません。さすがに売れ線?のレッドストーンとアトラスは被っていますが、ソビエト夢のN-1ロケット!や中国の長征も出てます。残念ながら出来の方はN-1やソユーズ等から判断するとNew Wareからは3段くらい落ちる感じで、デカイ(重い)割りに安くて大味といった所でしょうか。特にN-1なんか馬鹿デカイ胴体がムクだし表面荒れてて期待度に思いっきり反比例する出来でかなり凹みました。このあたりはそのうちReviewページでも作ってみるとしましょうか。
ついでに宇宙機関係のキットレビューが充実しているサイトをひとつ
Ninfinger Productionというサイトですが、ココのキットレビューページは写真付きで膨大な宇宙機キットの概要(残念ながら多くは絶版)が見られるので私の様な宇宙初心者には非常に参考になります。
実機の資料や製作記もかなりディープな物が多いので、ハマる事請け合いですヨ。
ともあれ主役の製作〜ベース製作と今後もドタバタは続くみたいですワ。
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