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2007年頃から急に宇宙機やロケットに興味を持ち、様々なキットや資料を収集中。
黎明期のロケットからなるべく歴史を辿って製作し、ゴールはブランやシャトルの発射台付きディオラマと言うのが夢!まずはアメリカ人初の宇宙飛行をしたマーキュリーレッドストーンから・・・

ロケット本体NewWare製のレジンキット。
よく見ると非常に繊細なモールドだが、レジン樹脂が薄い色なので細かいモールドが見難く、箱を開けた時には只の棒とキャップが入っているだけに見える。
エッチングパーツでエスケープタワーや手摺が付属、デカールのフィルムも非常に薄くて上質の物が付属する。
144だと太いシャープペンシル位の大きさのロケットだから、本体だけなら3日もあれば余裕で完成する内容であるが、それだけでは寂しく、あまり見栄えもしないので周辺機器も一緒にディオラマ化を画策した。
NASAのGRINなどで当時の記録写真を見ると、真っ赤でとても複雑なトラス構造のガントリークレーンが印象的だが、資料を集めるのも製作するのも大変な上にボリューム的にロケットよりかなり大きく、主題のレッドストーンより目立ってしまいそうなので今回は見送った。
替わりにCherry-Picker vehicle(メンテナンス用の高所作業車)を製作する事にした。
これらの写真を製作するディオラマのイメージソースとする。
この車輛はガントリークレーンが離れた後、最終整備や打ち上げ直前のアクシデントに対応する為の車輛らしい。
ロケット関係の資料はWEBで沢山見つける事が出来、NASAではマーキュリー関係の資料も古いポジからScanした高解像度のデータを多数公開してくれている。
車輛の製作に当たっては図面がどうしても手に入らず、Scanした写真をテンプレートとして利用し、Shadeと言う3Dソフトでモデリングした後、DXFファイルに書き出した物をIllustratorやCADソフトで2Dの3面図に描き直す・・と言うひたすら面度臭い作業に挑戦した。
3Dアプリケーションでロケットと車輛の相対的なサイズが割り出せれば、ロケットの寸法から換算して車輛の寸法も判明すると言う仕組みである。
集めた資料の中からアングル違いの数枚を選んでトリミングし、Shadeに読み込んでモデリング後にDXF形式で書き出した。
俯瞰で全体が分かる画像をテンプレートにしてロケットやトラックの位置と大きさを調整した。
この画像は地面に正円が描いてあり、コンクリートの目地も焦点距離を割り出すのにとても有効。
有名なリフトオフのカラー写真はこの画像で奥に見えるタワーから撮ったものらしいが、この写真は対面のサービスタワー上部から撮影されたのだろう・・・撮影レンズはシミュレーションによると60mm位の筈・・・

今回は車輛の形が入り組んでいる上にブームの旋回軸や回転軸が多いので、基準となる線を何処に置くかでかなり悩んだ。
そのおかげで今まで良く分からなかったShadeのグローバル座標とローカル座標についても漸く理解する事が出来た。
カメラにも詳しく無いので、3Dのカメラ上でレンズの画角を被写界深度をテンプレートと合わせるのが一番大変な作業。
ちなみに今回はベースになったトラックの車種を調べるのにもかなり苦労した。
当初キャビン部分は International Roadstar 1600 と勘違いしていたが、その後の調べで1954年型 International Harvester R-190だと判明した。
判断材料として1961年と言うロケットの打ち上げ年とエンブレムしか無く、日本では馴染みが無く、エンブレムの形からInternationalと言うメーカー名を調べるだけでもかなりの検索が必要だった。
元々は農耕用トラクターのメーカーらしいのだけど、トレーラーや消防車の他にも様々な工作機械が積まれてた様で、ARMYでも採用されていたらしい。
丸みを帯びたボンネットやライトが愛嬌があって可愛い。
後日Googleで側面の画像がHIT! もっと早く見つかってれば楽が出来たのに。
これらを基に再度大きさのバランスを修正。

Shadeから書き出したDXFファイルは当然3DのDXFデータなのでそのままIllustratorでは加工出来ない。
その為3D対応のCADソフトで開いた後、XYZ軸の各面を別々にEPS形式で保存し、最終的にIllustratorで整理と微調整を行う。
何とか角面の辻褄が合った所で最終製作用の3面図とする。

参考までに今回描いたディオラマベースの配置データとCherry-Picker vehicleの図面をダウンロード(Zip形式、Illustratorデータ)出来る様にしてみた。
最低限の調整しかしていないので製作しながら加えた変更点はデータにはフィードバックしていない。万一使用される際は 各自で検討/修正されたし。

トラックのベースには過去に買い貯めたトミーテックトラックバストレーラーコレクションの中から使えそうな奴をピックアップした。
いすゞTXのキャビン部が比較的形が近く、ホイールと後部シャーシはタイヤの大きさが丁度良かった日野ZM/TCのミキサー車、どちらもトラックコレクションの第2弾の物を使用した。
注意深くバラし、IPA(イソプロピルアルコール)にしばらく浸けた後で歯ブラシで擦って塗装を落とした。
メタノールやエタノールと違ってあまり薬局で小売りしてないけど、カー用品店で水抜き剤を買ってくれば成分がIPAの筈。
塗膜を落としたら図面に乗せて各部のバランスを見つつ不要部をカットし、シャーシのフレームをプラ棒で作って基準とする。
今回ご紹介したいのがPlastructChopperというツール。
Plastruct関係の材料って結構小さめで割高?だし、プラモデル店にはあまり置いてないけど、六角プラ棒や極小のチャンネル材等、Evergreenとはまた違った形の素材を出しているのでカタログを見ていると面白い。
日本ではジェマコーポレーションさんでカタログのpdfファイルを見る事が出来、取り寄せや通販もしてくれるので便利。
Chopperとはプラ材を何本も同じ長さや角度にカットする為のツールで、今回の様にトラスや建物物などを作る時には非常に役に立つ事を実感した。
Chopperを買う時は値段でかなり悩んだが(確か7〜8千円)切れ味はとても良くてサクサク切断出来る。
しかも切り口が垂直になるので精度や強度の確保にかなり役立ってくれる。
予め必要数のパーツを切り出して置けば、あとはタミヤのプラモデルを作る様に流し込み接着剤で簡単に作る事が出来る・・・(すいませんタミヤは言い過ぎでした、エアフィックスに訂正します)
まずは外枠とブレスの太さを決めて図面に合わせて必要本数を切り出します。今回は外枠が0.75mm角棒、ブレスは0.64mm丸棒とした。
資料写真ではもう一回り細く見えるが、工作性と強度を考えての選定。
接合部が直角でない部分はなるべく近い角度にカットして強度を稼ぐ。
捻れの無い平面を出す事が肝心なので、外枠フレームのパーツを図面上にマスキングテープ等で固定しておく。
右手にピンセットで摘んだパーツ、左手に流し込み接着剤のフタと言うのが製作姿勢の基本(笑)
紙の図面の上で作業する事で、はみ出した余分な接着剤を吸い取ってくれる。
縦横の構造材が組み終わり、歪みが無いか確認したら斜めの筋交いを接着して行く。
この構造だと筋交いの長さが微妙に変わって行くのが面度臭い。
左右のパーツを接着する時は、初めに4隅だけ接着して、歪みを調整しながら残りの接点を接着していく。


最後に上下面にも筋交いを着けて完成!
出来てみるとトラス構造の美しさに思わずあちこちの角度から見入ってしまう。
高所作業車は仕事で乗る事があるので操作系は割と身近な感じ。写真からは全く解らないので全て憶測でデッチ上げた。少なくとも旋回と傾斜用の2本のジョイスティックがある筈。あとはバケットの傾斜を調整するハンドルかレバーがどこかに有り・・・大体そんな程度。
操作パネルは背中側に有ると判断しその様に作ったが、操作性は良く無さそうなのでちょっと疑問。
キャビン部とバケットの大きさバランスは合っているが、試しにフィギュアを乗せてみたらちょっとバケットが大き過ぎに見える・・・
アウトリガーのジャッキはH鋼の歯を片方切り飛ばして使用。
ちょうど手元にC型鋼が無かった為だが、H鋼の方が歯が長いので結果的に良かったかもしれない。Chopperを使えば斜めのカットも可能。
一応ブームを可動出来る様にプラ棒の軸を仕込んだ。
サイズ的にポリキャップなどを仕込む余裕は無く、 シリンダの伸縮も無理そうだったので油圧シリンダの片方の支点を引っ掛ける方式にしてお茶を濁す。
そのままではブームを伸ばした時に重みで倒れてしまうので、シャーシ裏面の隙間中に極小の鉛粒を瞬着で固定した。
アウトリガーの取付け時には、4本ともきちんと接地する様にかなり気を遣う。
キャビンのドアは運転席側を切り離して開状態に改造し、ボンネットやグリル、フェンダーその他もプラ版等で加工した。
入り組んだトラス構造の塗装にはかなり苦労を伴った。
気流が乱れるので均一に吹き付け出来ず、対象が細いので多くの塗料が周りに飛散して無駄になった。
Cherry-Pickerが大体出来上がった所でマーキュリーの製作に進む。
モールドを確認するためグレイを薄く吹いて拭き取りした状態。
実機のマーキュリーカプセルは黒なのでこのモールドをどう引き立たせるか考え所。
上にある4枚のフィンはナイフで両面から切り込みを入れ、注意深く切り離した。
右下が緊急脱出用ロケット部。頭のピトー管?は洋白線の頭に瞬着を盛って削り出し。
真ん中に3つ見えるのは脱出用ロケットのノズルで、0.3mmの真鍮線を埋め込んで補強した。
ノズル側もエッジに注意して1.5mmドリルで少し掘る。
中央下に見えるエッチングが脱出ロケットを固定するトラス。
話の途中だが円のセンター出し用治具についてのプチハウツーを・・・
スピナの中心穴とか機銃口の開口とか、丸棒や円のセンターを求める機会は結構多い。
そう言う時に便利なのがこの治具。
といっても唯のアルミのアングル端材に45°カットしたプラバンのガイドを接着しただけだが、棒材を乗せてガイドに沿って円断面に45度の線を引き、適当に回転させてた後に再度線を引くと、その交点が中心という事になる。
さすがに機銃口は細すぎて無理だが、今回のロケットの補強芯位置はこれを使って出した。
ディオラマ全体の構図を決める為にプリントアウトした大きめの平面図を元にベースのトリミングを検討・・・結果はじき出したのが大体250x130mm位。
Cherry-Pickerが結構面積を取るので大きいベースになり、間延びしない様に構成に気を遣う事になった。
レジンパーツの下地塗装にFuture Waxをプライマーとして使用してみた。
レジンやエッチング用のプライマーは私の経験上定着が良いとは思えず、ちょっと引っ掻いたりぶつけたりすると塗膜も剥がれてしまう事が多いが、Futureだとある程度弾力性もあるのか簡単に剥がれる様な事は無い様だ。
レジンに塗布した場合もマスキング時にカッターで切れ目を入れたりしても下地から剥がれて来る気配は無かったので今後はメタルもレジンもまとめてFutureをプライマー代わりに使っていくつもり。
Future原液だと少し濃い様なのでラッカーシンナーで希釈して吹き付けた。
レッドストーン用のランチスタンドも同時に組み立て。
シャープに成形されているが細部のディテールはやや省略されている。
説明書のイラストには描かれていないが、アンビリカルマスト用のヒンジ等はちゃんとモールドされている。
スタンド自体4本別パーツの脚で立ち、その上に乗るロケットの安定板も4枚別パーツの為、本体が垂直になる様に組み立てる為にはかなりの精度が要求されるため、専用の治具や何かの工夫が必要。
今回はたまたまちゃんと真っ直ぐに立ってくれたのでロケットの神様が見ていてくれたのだろう(笑)
平行してベースの製作を・・・
写真をよく見ると、ロケットの射場と言うのは線路や配管が複雑に交錯していて、目地だけスジ彫って終わりには出来ない。
まずはプリントアウトを0.5mmプラ板の裏に貼って目地をスジ彫り。その後筆荒い用のシンナーでスミ入れして具合を見てみた。
サービスタワー移動用のレールは複線。
これは往復用では無く、タワーが両方にまたがっている為。
裏面に1mm厚のプラ材を貼って彫込み状態にし、レールは0.5x1.5mmを接着。
恐らくパッドの地下にはタンクや電機室があり、その入口と思われる階段も彫込んで製作。
ベースの雰囲気もだいぶ掴めたので、Preiserのストックから使えそうなフィギュアをピックアップ。
あまり人数が多くなっても大変なので押さえたつもりだが、欲しいポーズと役割を考えると15人程度は配置したい印象。
主にPreiserのNゲージ用(1/160表記)を選んだが、1/144の米陸軍航空隊セットその他も混じっている。
画像右端の3体はトミーテックのザ・人間シリーズだが、Nゲージ(1/150表記)の割にかなり小さめでディテールも劣るのでPreiserと混ぜると違和感が有り、今回は使用しなかった。
資料写真を見るとスーツやTシャツ姿の技術者も確認出来るが、作業員共々ヘルメット着用は義務づけられている様で、一部の報道関係者?以外は皆ヘルメットを被っている。
当たり前だが普通の工事現場と一緒(笑)
人数分のヘルメット複製が必要になるが、今回はポリパテで雌型を作り、ランナーを熱して型に押し当てて量産してみた。
適当にポリパテを練り、原型となる消防士のフィギュアのヘルメット部分が埋没する様に固定して硬化させる。
硬化したポリパテの型に熱したランナーを押し当ててどんどん量産する。
この際金属のヘラや定規などで押さえつけてやると上手く成形出来る。
フィギュアの頭頂部を切り取って成形したヘルメットを接着する。
これだけで結構統一感が出て、皆いかにも作業中な雰囲気になる。
ロケットの方は塗装しながらディテール工作をする事にしてベースの白を塗りマスキング。
上部の白黒チェッカー模様が難関。
デカールだと剥がれたり傷つく恐れが有ったため、メタルックでマスキングして塗り分ける事とした。
艶消しのメタルックを全周に貼り、下描きの代わりにデカールを貼る。
幸い寸法的にはぴったり貼れたので、それをガイドにしてメス刃ナイフでカットしてマスキングとした。
ヘルメットを付けたフィギュアはまとめて脚に真鍮線を埋め込み、塗装の持ち手とベース固定用ピンを兼ねるようにした。
脚が太い人には0.4mm、細い人には0.2mmと2種類のピンを刺す。
フィギュアは白で下塗りした後で肌色部分を吹き、茶色系の透明色をスミイレして表情を際立たせた。
ベースの塗装はグレイ系とサンド系の色を適当に吹き、マスキングしながらウェザリングした後、艶消しクリアを吹いてパステルで最終仕上げをした。
レールの錆等はソフトパステルを削って粉にし、エナメル溶剤+フラットクリアに溶いて筆塗り。
タイヤ痕やスス汚れはタミヤのウェザリングマスターを使用。
これはウェットタイプなので定着しやすく、化粧用のボカシ筆でそのまま塗り込める。
ちなみに100均で売っているマスカラ用の螺旋ブラシはエアブラシの掃除時にかなり重宝するので、歯間ブラシとセットで揃えておくと良い。
地下から発射台に繋がるケーブル用の配管が1本足りない事に気付いて追加。
最初は3本かと思ったら4本有る様に思える。
ホームセンターでベース枠用の面材を購入。
厚みを出すため下部に角材を接着し、20年前に買ったけど一回も使った事無いソーガイド(画像の黒い奴・・・要はカット用の治具)で45°カットを試みた。
資料に写ってるムービーカメラもスクラッチしてみた。
問題は三脚・・・真鍮線では上手に接着出来なかったので伸ばしランナーを使用した。
脚は角プラ棒、本体その他も伸ばしランナーや極細プラ棒の組み合わせ。
レンズフードは角プラ棒を削った型に薄プラ板をヒートプレスして製作。
レッドストーンの方はいよいよ大詰めで、アンビリカルケーブルの工作へ・・・
肝心のアンビリカルマストは残念ながらキットでは省略されている。
インストには「とても簡単だから自作してください。2つ程参考になるサイトが有るけど他にも沢山あるから自分で探してね。」・・・と書かれているが、とても簡単に自作出来る形状とは思えない。
アンビリカルマストは2本必要で、それぞれ資料写真を見ながらプラ屑や配線屑などをかき集め、雰囲気重視でデッチ上げた。
この部分が良く分かる資料が見つからず、配管の取り回し等は迷いが多く苦労した。
配線/配管材料は定番のナマリ糸やリード線をバラした銅線、手芸用の極細カラー針金の芯線(カラー針金はビニール被覆も配線用の物より薄いので腰が無く使いやすい)、伸ばしランナー&伸ばしプラパイプetc・・・
例によってプライマー替わりにFutureを塗ってみたが、糸ハンダには何故か弾いて塗れないので諦めてラッカー系で直塗り。金属線は予め塗装しておいて組んだ後に剥げた箇所だけタッチアップする方が綺麗に仕上がる様だ。

ロケットに付くマストの脚は強度確保の為に胴体側に開口し、0.2mm洋白線を埋め込む。
マストは発射台から立ち上がるので胴体との平行と垂直を仮組して確かめながら位置決めして行った。
本体へ繋がるケーブルは予め線の太さの穴を開けて置き、一番最後に差し込んで固定する。
縦に生えてる白い手摺?はエッチングで付属しているが、接着の強度に不安が有った為に伸ばしランナーを埋め込んで自作した。

最後に地面から生えてるパイプに繋いで配線工作は終了。
マストに等間隔に巻いてあるテープは塗装したマスキングテープの細切りにて再現。
フィギュアの塗装・・・初めにラッカー系の衣服に使えそうな色を適当にチョイスして置き、一色ずつ残りの色数と塗り終わった色のトーンやコントラストを見ながら15人を並列に塗り進める。
こうするといちいち悩む事無く、機械的に塗り上がって行く・・・(笑)
西洋人の髪の毛はどんな色を塗るか悩む所。
下地を明るくしておき、シンナーで薄めた塗料をウォッシング気味に塗ると塗り分けラインに気を使わなくて済み、凹部分に塗料が溜まるのでモールドが強調されるので手抜きな塗装方法としてはオススメ。
塗り終わったらまとめて艶消しクリアを吹いて完了。
全体的に色がついた所でフィギュアの配置決め。
ポーズからフィギュアどうしの組み合わせを決め、ベース上でバランス見ながら仮置きして検討する。
配置が決まったらベースに真鍮線と同じ径のドリルで開口し、ゴム系のクリアボンドで固定していった。
これまであまり使ってこなかったけど、合成ゴム系の接着剤は乾燥が早くショックにも強いのでこうした用途にお勧め。はみ出した部分も乾燥後に楊子の先等で絡め取れるので綺麗に仕上がる。

Space Kits Reference

1/144スケールのロケットを意欲的に発売しているのは、このNewWare(チェコ)とReal Space Models(フロリダ/米)の2社が有名どころ。

New Wareからはマーキュリーアトラスも出ていて、私も当然の様にストックしてるのですが、なにげに見比べてみたらちゃんとマーキュリーカプセルの改善箇所が再現されているのに驚きました。
シェパードによるレッドストーンの弾道飛行時、パイロットが要求した脱出ハッチやペリスコープ等は間に合わず未装備でしたが、グレン/アトラスの地球周回飛行時はこれらが装備されていて、両キットでちゃんとこの辺が作り分けられています。
インストも英文ですが、短いながらも的確な解説や組み立て指示があり、かなりのスキモノが開発していると見えます。
ラインナップはICBMなど弾道ミサイルのバリエーションがとても豊富ですが、日本のN-IN-IIや日本初の人工衛星「おおすみ」を打ち上げたL-4S等もキット化されていて、値段は安くは無いですがいずれもかなり奇麗な成形で高品質です。

一方 Real Space Models の方は民間用ロケットが豊富でICBM関係はほとんどありません。さすがに売れ線?のレッドストーンアトラスは被っていますが、ソビエト夢のN-1ロケット!や中国の長征も出てます。残念ながら出来の方はN-1やソユーズ等から判断するとNew Wareからは3段くらい落ちる感じで、デカイ(重い)割りに安くて大味といった所でしょうか。特にN-1なんか馬鹿デカイ胴体がムクだし表面荒れてて期待度に思いっきり反比例する出来でかなり凹みました。このあたりはそのうちReviewページでも作ってみるとしましょうか。

ついでに宇宙機関係のキットレビューが充実しているサイトをひとつ
Ninfinger Productionsというサイトですが、ココのキットレビューページは写真付きで膨大な宇宙機キットの概要(残念ながら多くは絶版)が見られるので私の様な宇宙初心者には非常に参考になります。
実機の資料や製作記もかなりディープな物が多いので、ハマる事請け合いですヨ。

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